データ分析ツールを導入しても、「どの数字を見ればいいのかわからない」という声は少なくありません。多くの企業がKPI(重要業績評価指標)を設定する際に失敗するのは、「計測しやすい数字」を選びがちで、「ビジネスのゴールに直結する数字」 を選べていないからです。
KPIは、組織全体が進むべき方向を示す羅針盤です。これが間違っていると、全員が一生懸命努力していても、目標とは違う場所に進んでしまいます。Borcelleのようなツールでデータをリアルタイムに可視化するからこそ、計測すべき指標を正しく設定することが極めて重要です。
ここでは、KPI設定で失敗を避け、確実にビジネスゴールに繋げるための3つのステップをご紹介します。
KGIから逆算する
KPI設定の鉄則は、企業の最終的な目標であるKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)から逆算することです。KGIは「売上高」 「利益率」 「市場シェア」 など、企業の最上位のゴールです。KPIは、このKGIを達成するために、日々の活動の中で追いかけるべき「中間指標」 でなければなりません。
例えば、KGIが「年間の売上高を20%アップさせる」 である場合、単に「WebサイトのPV数」 をKPIにしても、売上との因果関係が薄く、現場の行動が変わることはありません。
失敗を避けるための質問:
- そのKPIが向上することで、最終的なKGIが達成される「ロジック」は明確ですか?
- そのKPIが下がったとき、KGI達成が危うくなるという危機感がありますか?
Borcelleのダッシュボードでは、KGIとKPIを連動させたツリー構造で可視化することを推奨しています。これにより、現場の担当者が追っている小さなKPIが、最終的に会社の大きな目標にどう貢献しているかを一目で理解できるようになります。
先行指標(Lead Indicator)を選ぶ
多くの企業が陥りがちなのが、遅行指標(Lag Indicator:結果として現れる数字)をKPIにしてしまうことです。「月間売上高」や「顧客解約率」といった遅行指標は、結果を把握するには役立ちますが、「今から何をすべきか」という行動を導くことができません。
真に優れたKPIは、先行指標(Lead Indicator)です。これは、将来の結果を予測できる、日々の「行動」 や「プロセス」 に関する指標です。
| 指標の種類 | 例 | 役割 |
|---|---|---|
| 遅行指標(結果) | 月間売上高、顧客解約率 | 過去の行動の評価 |
| 先行指標(行動) | 営業の商談獲得数、見込み顧客との接触回数、トライアルユーザーのログイン頻度 | 未来の結果を予測し、今とるべき行動を示す |
分析の目的は、未来を予測し、改善することです。Borcelleでデータを見る際は、先行指標を可視化し、その数字が目標を下回った瞬間にアラートが鳴るよう設定することが、迅速なPDCAサイクルを回す鍵となります。
シンプルさと限定性を重視する
KPIの数が多すぎる企業も少なくありません。「あれもこれも」 と多くの指標を追いかけると、結局どの数字が重要なのかが曖昧になり、組織全体で同じ目標を共有できなくなります。
KPI設定では、「シンプルさ」 と「限定性」 を重視してください。
- シンプルさ: チームメンバー全員が、そのKPIの定義と意味を理解し、算出方法に納得していること。
- 限定性: チームまたは個人が、そのKPIに対して直接的に改善アクションを起こせる責任範囲であること。
KPIは、組織の共通言語です。複雑な計算が必要なKPIや、現場の努力では変えられないKPIは避けるべきです。Borcelleの直感的なダッシュボードを使えば、設定したシンプルなKPIだけを大きく表示し、全社員が常に同じ目標を意識できる環境を容易に構築できます。
Borcelleで「正しいKPI」 を追いかける
KPI設定の成否は、ビジネスの成否を分けます。今回ご紹介した3つの視点を意識してKPIを設定したら、Borcelleでその数字を最優先で可視化し、全員で共有しましょう。
Borcelleは、煩雑なデータ集計からあなたを解放し、設定したKPIがどのように動いているかという「最も重要な情報」の把握に集中できる環境を提供します。
